環境と植物の反応について、問1〜問4に答えよ。答えは下にある@〜Dのうちから、最適なものを一つ選べ。
解答:@
解説
赤色光を当てると、発芽率が上がることから、赤色光は発芽を促進することがわかる。また、遠赤色光を当てると発芽率が下がることから、遠赤色光は発芽を抑制することがわかる。光によって発芽が促進される種子のことを、光発芽種子という。
解答:D
解説
屈曲に関わる植物ホルモン、オーキシンは植物の茎の先端で作られ、光が当たると当たった側と逆に移動しながら下降し、植物の成長を促進する。また、水溶性なので寒天は通過できるが、雲母片は通過できない。aではオーキシンが作られる先端がないため屈曲しない。bでは光が当たらないため、オーキシンが移動しないので屈曲しない。cでは光が当たるため、屈曲する。dでは、光が当たり、寒天も通過できるので屈曲する。eでは、光が当たらない側には雲母片がないので、オーキシンは下降し屈曲する。fでは、光の当たらない側に雲母片があるため、オーキシンは下降できず、屈曲しない。
解答:B
解説
短日植物は、限界暗期以上の暗期で花芽形成する。限界暗期が9時間の短日植物は、9時間以上の連続暗期があった場合に花芽形成する。gは9時間以下の暗期なので花芽形成しない。hは限界暗期以上の暗期なので花芽形成する。iとjは光中断があるが、下連続暗期は限界暗期上なので花芽形成する。kは光中断により連続暗期が9時間以下になったので花芽形成しない。
解答:A
解説
Aはさく状組織である。海綿状組織はさく状組織の下の組織である。呼吸速度と光合成速度が等しくなる点を補償点という。光飽和点はそれ以上光を強くしても光合成速度が変わらない点である。補償点以上の光の強さでは、呼吸速度より光合成速度が大きくなるので、有機物を蓄えたり、生長に使ったりすることができる。