環境と植物の反応について、問1〜4に答えよ。答えは下にある@〜Dのうちから、最適なものを一つ選べ。
解答:B
解説
環状除皮すると、師部はなくなるが木部は残る。つまり師管はなくなるが道管は残る。短日植物は短日処理をすると花芽形成をつかさどる物質Aが生じる。もしこの物質が道管を通るならばすべての葉で花をつけるはずだが、実際にはつけていない。つまり、物質Aは道管を通らず、師管を通るということである。
解答:D
解説
限定要因は、植物の光合成に必要なもののうち、最も不足しているものである。A地点では、二酸化炭素濃度を上げれば光合成速度は上がる、つまり二酸化炭素濃度が最も不足している、限定要因であった。B地点では二酸化炭素濃度を上げても光合成速度は変わらない。一方で、光の強さを変えると光合成速度が変化する。よって、限定要因は光の強さである。
解答:A
解説
暗いところで育てると、光を求めて草丈はより高くなる。しかし、光合成は光がないとできないため、光合成速度は呼吸速度よりも小さくなる。
解答:@
解説
屈曲に関する植物ホルモンはオーキシンである。ジベレリンは主に開花の促進や植物の生育の促進をする。オーキシンは茎の上から下に移動するため、AとBを逆さにしてもAからBにしか進まない。つまり、光をあてても茎の下の方にはオーキシンは移動しないため、屈曲は起こらない。