生殖や繁殖について、問1〜5に答えよ。答えは下にある@〜Dのうちから、最適なものを一つ選べ。
解答:@
解説
卵や精子をつくるもととなる細胞は始原生殖細胞とよばれる。生殖母細胞は精母細胞と卵母細胞の総称である。また、胚のう母細胞は植物において卵細胞のもととなる細胞である。始原生殖細胞は体細胞分裂を繰り返して卵原細胞や精原細胞になる。減数分裂は一次精母細胞や一次卵母細胞からはじまる。
解答:C
解説
まず始原生殖細胞が体細胞分裂により卵原細胞となる。卵原細胞は一次卵母細胞となり減数分裂を始める。減数分裂の第一分裂で1つの二次卵母細胞と1つの第一極体となる。二次卵母細胞は第二分裂で1つの卵細胞と1つの第二極体になる。第一極体は分裂しないことが多い。結果として、1つの一次卵母細胞から1つの卵と2つもしくは3つの極体が生じる。染色体数は一次卵母細胞から二次卵母細胞になるときに半減する。
解答:A
解説
原口背唇部のように、他の部分に働きかけて分化を起こす部分を形成体という。このようなはたらきを誘導という。体節は発生過程で中胚葉からできる部分で、将来真皮や骨格筋、脊椎、肋骨に分化する。受容体は生物の体にある、なんらかの刺激を受け取る器官の事である。組換えは減数分裂の過程で、相同染色の間で染色体の一部が交換され、その結果遺伝子の組み合わせが変化することである。
解答:A
解説
内胚葉からは腸管が分化し、腸管は中耳、甲状腺、食道、肝臓、膵臓、小腸・大腸・直腸・肛門の上皮などに分化する。中胚葉は脊索、体節、腎節、側板に分化する。これらは真皮、脊椎、肋骨、腎臓、生殖腺、副腎皮質、平滑筋、心臓、血管、血球などに分化する。外胚葉は表皮、神経、脳、水晶体などに分化する。
解答:C
解説
実験結果からは、7日目のニワトリの胚では、表皮の分化は真皮がどこ由来かに左右される。真皮があしのものであれば、表皮はうろこに、真皮が背中のものであれば表皮は羽毛になる。つまり、この時点で表皮の予定運命は決定しておらず、真皮からのはたらきかけによって決定することがわかる。