細胞と組織について、問1〜5に答えよ。答えは下にある@〜Dのうちから、最適なものを一つ選べ。
解答:@
解説
aは二重膜で包まれた核である。bは二重膜で、チラコイドといった構造物があるため葉緑体である。cは二重膜で、クリステがあるためミトコンドリアである。核は生物の遺伝に関する情報を含んでいる。葉緑体は光合成をおこない有機物を合成する。ミトコンドリアは呼吸により効率よくエネルギーを取り出す働きをもっている。
解答:D
解説
0%と10%では変化が観察されず、20%で原形質分離したことから、10%から20%の間で変化が起こると考えられる。よって、10%から20%の間の濃度のスクロース水溶液が望ましい。
解答:D
解説
酵素の主成分はタンパク質であり、生体内で作られる。酵素はそれ自身は変化しないが、他の物質の化学反応を促進する触媒作用を持っている。アミラーゼは唾液に含まれる酵素で、デンプンをマルトースやグルコースに分解する。ミトコンドリアにも酵素が含まれている。
解答:C
解説
タマネギの根では、最も先端のcは根冠といい、分裂しない組織になっている。ここは根の先端を守る働きがある。それより少し上のbでは細胞分裂が盛んにおこなわれている。aはすでに分裂が終わった細胞が多く、細胞の肥大成長が行われている。
細胞分裂の各時期の特徴は以下のようになっている。
・時期…特徴
・間期…核膜に包まれた核が観察できる。染色体は細い糸状。DNAが複製される。
・前期…染色体が太く、短くなり、核膜が消失する。
・中期…染色体が赤道面に並ぶ。
・後期…染色体が両極に移動する。
・終期…核膜があらわれ、染色体は細い糸状になる。細胞質分裂が起こる。
中期は染色体が赤道面に並んでいることから、dが適当である。
解答:B