高認化学の過去問と勉強法 押さえておくべき4つのポイント

平成30年度第1回、第2回からわかる変化と出題傾向

例年と変わらず「化学と人間生活」「物質の構成粒子」「物質と化学結合」「物質量と化学反応式」「化学反応」の範囲が出題されています。

化学基礎の新範囲であった「化学と人間生活」「熱運動と物質の三態」「分子の形と極性」「高分子化合物」は安定して出題されるようになり、従来の範囲は例年と同じくまんべんなく出題されている。

今年度の実験問題は、電気伝導性を調べる実験。前年度の実験問題に比べて易しくかったと思われる。

例年出題されていたが減少した項目

以前の試験には出題されていた電気分解や電気などが出題されなくなった。

高認化学で40点を目指すために捨てる項目と重要な項目

「化学基礎」はこれまでの高認化学とくらべて出題範囲が絞られたので、勉強しやすくなったといえる。

  • 「基本的な問題をこれまでよりやや深堀りする」
  • 「物質量の計算力をつける」

のが高得点につながる。

「化学と人間生活」の勉強方法は、教科書の理解のほかに、日ごろから社会的に話題になっている事項:オゾンホール、経口補水液などにも目配りしておくのが望まれる。

高認化学で押さえておきたい勉強方法

分からない所が分からないのはなぜですか?

やはり全体的にどこかが抜け落ちていたらどこが分からないかが分からなくなります。

国語や数学のような科目の基礎知識をもって化学には取り組んでほしいです。基礎的な知識の背景がないと化学が分からなくなる可能性があります。

では国語や数学から先に勉強した方が良いですか?

実際カリキュラムはそうなっていると思います。簡単な計算で良いですが、計算力がないと問題の意味が分かっても正解が出せません。

英数国をまずはやることをお勧めします。

面白勉強法はありますか?

先ほどもお伝えしたように化学を勉強するという事は英数国を勉強する事にも繋がります。分けて考えずに同時にやっているんだという意識を持つ。

数学が例えば苦手な場合、化学をやる事で数学も同時にできているんだと思って前向きにやる事です。どの科目でもそうですが必要最低限覚えることはあります。

そこは何が何でも覚えざる得ない。英語がアルファベットを覚える必要があるのと同じで化学の場合は元素記号など。これは嫌でも覚える必要があります。

苦手を克服する為に?

まずは元素の周期律を丸暗記する。これは非常に大事。それが出来れば約50%が出来たと同じです。これは便利で生物でも地学にも使えます。ポイントは元素記号を覚える事ですね。

後は暗記の科目だと認識する事。苦手な人は人などのエピソードなどと一緒に覚えると覚えやすいですね。

例えばニュートンやボイルなどはすごい人ですが、個人的にはかなり怪しい人物なんですね。そんな事を覚えておくと覚えやすいですね。

高認対策は?

もちろん計算する問題も約25%出ています。しかし残り75%は知っていれば解けるという問題です。

物質の構成、物質の反応これらは数学的な要素が必要ですが他は暗記で点数が取れます。

過去問で勉強してみる