平成30年度第1回、第2回からわかる変化と出題傾向
問題数24問で横ばい。各問題の難易度も、例年通りと言える。
出題そのものは、用語の定義や概念から容易に正解を連想できるような簡単なものが大半を占める。
一方で問題のページ数が圧倒的に多いのが、高認現代社会の特徴である。平成29年度は過年度に比べページ数減少が見受けられたが、平成30年度第1回では46ページ、第2回は47ページとなった。
本番では、50ページ程度の分量を想定しておくこと。
この分量の試験問題を読むことへの抵抗感を拭うのが第一の試験対策であろう。日頃から新聞・本等で活字を追うトレーニングをしておくこと。問題の文章を読む前に設問を先読みするなど、工夫して時短に努めるのも一つの手である。
また、例年グラフを絡めた出題が多く見られるので、過去問演習を通して様々なグラフの読み取りに慣れておく事も重要である。
ぜひ、先生方のご意見をお聞かせください。
読み取り問題のウエートが高まっており、読解力と表グラフの読み取り力ならびにスピードが鍵になってきています。その面の訓練できる方策を考えてやらないと、普段本をあまり読まない層には難しくなっていると思います。
得意な人と不得意な人との違いは?
どこが分からないか分からない場合が多いでしょう。私自身も学生時代に講師の先生に分からない所が分からないと言われ楽になりました。とにかく何もわかっていない状態で聞くにしても何を聞いてよいのか全く分かりません。そういう時はまず0からやり直す。基本的な部分から着実に進むことが良いでしょう。
面白勉強法は?
自分自身が仮に弱い立場になったとして世の中がどんな制度があってという事もありますし労働者は立場が弱いですが、どういう範囲で保護されるかなど自分にとって身近なものが現代社会では出てきますので自分の身近なものを見つけてそこから面白さを感じてください。特に新聞やネットのニュースなどを見る習慣を付けることでそこに出てくる事柄などになんでだろう?なんでそうなるんだろう?という風に見る事です。現代社会を勉強すればそういったニュースなどの基本が身に付きます。
高認の合格点を取るにはどこを押さえておけばよいですか?
現代社会はまんべんなく出てきています。その中表やグラフの問題が出てきます。これは現代社会に関連した問題ですが実は表やグラフからどう読みとるかという問題です。これはしっかりと問題を読み見れば点数が獲得しやすい問題の1つです。